薬王堂気まぐれ通信使№851  2023-11-3
Yakuoudo Capricious Communications Satellite

先月に続き今月も友人達と広島県北に行ってきました。
朝は8時半に我が薬局に集合していただき太田川上流に向かって出発しました。
大学薬学部の関係者と大阪から加わった一人を含め計8人の参加者でした。
山陽自動車道から中国自動車道に入り戸河内インターで下車します。
そこから筒賀の龍頭の滝に向かいました。


Open Street Map


時間が早かったせいでしょう、龍頭の滝駐車場には1台の車があるだけでした。
深く切り込んだ谷道を歩きながら気が付いた植物を順に記録してみましょう。

ヤマノイモ
ジュウモンジシダ
ヤブソテツ
サルナシ
ヤマグルマ
ミツマタ
リョウメンシダ
ダイモンジソウ
キッコウハグマ
ツルリンドウ
ノコンギク
アキチョウジ
アカメガシワ
タカノツメ
シシガシラ
ウリノキ
ウバユリ


ツルリンドウの実をかじる参加者・・苦い!


シシウド
トコロ
トチノキ
ヒサカキ
テンナンショウ
カツラ
トチバニンジン
ヒヨドリバナ


参加者全員と龍頭二の滝にて


バイカオウレン
ユズリハ
オオクジャクシダ
ツルアリドオシ
ツルウメモドキ
ミヤマシキミ
キバナアキギリ
アオキ
などなど、他にもたくさんの植物がありました。
12時ころに龍頭の滝の観察を終え次の目的地の八幡高原に向かいました。
途中、戸河内の道の駅で休憩をします。
友人が太田川のアユの塩焼きを人数分ほど買ってくれました。
天然アユの塩焼きを販売していた方は私のよく知った人でした。


八幡高原の紅葉



芸北町にある八幡高原の自然館駐車場に到着したのは午後1時過ぎでした。
そこで美味しいアユの塩焼きを食べながら昼食を取り、近くを散策してみました。
話題に取り上げた植物を記録してみましょう!

ヤドリギ
アカミヤドリギ
イロハモミジ
キハダ
ツルニンジン
ブタナ
ヒノキ
ヒヨドリバナ
コマユミ
エゾユズリハ
カラコギカエデ
コハウチワカエデ
ビッチュウフウロ
ナナカマド
カンボク
ズミ
ヤマナラシ
ススキ
アケボノソウ
コナラ
フジ(ノダフジ)
クララ


高原林を歩く


ミゾソバ
ウツギ
ゼンマイ
ニワトコ
ウド
マタタビ  
マタタビとサルナシの茎の違い
マタタビとサルナシの実の違い
ワラビ
アカマツ
サラシナショウマ
トリカブト(タンナトリカブト)
オオバコ
スイカズラ
カシワ
ミツバアケビ
テリハノイバラ
クマザサ
ミズナラ
セイタカアワダチソウ
ミヤマガマズミ
マムシグサ
カキツバタ
ツタウルシ
オウレン
ガマ

などなど・・


牧野富太郎博士句碑の前で



牧野富太郎博士の句碑の前で写真を撮ります。
芸北町に住む参加者の方から「牧野富太郎博士句碑」というパンフレットをいただきました。
牧野博士がここで見つけたフジについての日記を紹介しています。
フジの蔓の巻き方について図も添えられておりフジを「右巻き」としていますが現在のJIS規格による右巻きとは逆であることが判ります。
パンフレットには昭和8年と昭和12年にこの地を訪れて植物観察をされた牧野博士のことが書かれています。


ガマの穂を風に飛ばしてみました。

今年、八幡高原で開催された「薬草に親しむ会」で配布された八幡高原の薬用植物目録(水島美代子さん編集)を紹介してみます。

帰路、芸北町の民家にお邪魔します。
自然と接する畑の傍にガマが自生していました。
フランクフルトに似たガマの穂は風に揺れて熟れていました。
ガマの穂を崩し風に預けて遊びました
楽しい一日でしたね。
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